『成道会(じょうどうえ)法要』が行われました
成道会とは、お釈迦様が「お悟り」を開かれ「仏陀(ブッダ、覚者)」となられた
尊い日を記念した法要のことで、本来は12月8日に行われるものですが、
学校行事の都合により今年はこの日となりました。
一国の王子として生まれ、何不自由のない生活を送っていたお釈迦さまが、
人の世が老病死の苦に満ちているとを見抜き、
そうした苦から脱出する道を求めて出家を決意したのが29歳のことでした。
人間として生まれ、人間の幸福について悩み続けられたお釈迦さまは、
肉体を痛めつける苦行をすることで苦からの脱出の道を求めましたが、
やがて、苦行では苦の問題を解決することはできないと判断し、それを中止しました。
そして、やつれた体を村娘の供養した乳粥で癒したお釈迦さまは、
大きな菩提樹の下で瞑想して、ついにお悟りを開かれ、仏陀となられました。
これが35歳のときでした。
この尊い日を記念して寺院や関係各所では法要が行われています。
ちなみにですが、本校の食堂名称は「スジャータ」で、
お釈迦様に乳粥を差し上げた村娘の名前をそのまま引用させていただいております。